今月の世界の珈琲(7月)

今月の世界の珈琲(7月)

エクアドル共和国『グラン・カフェタル ティピカ』

República del Ecuador

El Gran Cafetal Typica

口に含むとほのかに感じる甘み

個性的な柑橘を思わせる香りと キレのある酸味

力強さも兼ね備えたコーヒーがここに――

赤道直下の国エクアドル

 エクアドルとは、”赤道”という意味。その名の通り、南米コロンビアとペルーに挟まれた赤道直下のこの国は伝統的なコーヒー生産国です。同国でコーヒー栽培が開始されたのが1860年。面積こそ小さいですが(日本の国土の3分の2)、沿岸部から、アンデス山脈、東部の熱帯雨林の地域まで多様性のある気候がみられます。また、太平洋に浮かぶガラパゴス諸島などは世界その他の場所へ類をみない、独自の生態系を持っており、その多様な条件を背景に、コーヒーの風味もさまざまです。

Karawa, Democratic Republic of Congo - August 24, 2013: Two Women carrying food (vegetables) on their heads on an unpaved road in rural Congo, province of Equateur. Walking and bicycling is nearly the only way of transportation in the poor regions of Congo.

ビセンテ・カルデナスさんのティピカ

 主要生産地はロハ、エル・オロ、サモラチンチペの南部3州の山岳地帯で全体の60%を占めています。今回は南部ロハ県のアラモール地区より、ビセンテ・カルデナスさんの作るティピカ種100%のコーヒーをご案内いたします。

一杯の珈琲で世界を旅する

海を越えて 国境を越えて