今月の世界の珈琲(1月)

今月の世界の珈琲(1月)

パナマ共和国「カミーノレアルSHB」

カリブ海に面する陽気な常夏の国パナマ。CaminoRealという言葉には「王の道」という意味があり、パナマが大航海時代にスペイン王国へ金が運ばれる重要なルートであったことに由来します。現在でもパナマ運河は中米の航路では重要な役割を担っています。

生産地域のボケテ地区はパナマの西部(コスタリカとの国境付近)にあり、パナマ国内で最も標高の高いバルー火山の東側にあります。ほとんどのコーヒーはその火山や中央山脈の斜面に沿って植えられていて、非常に豊かな環境の中でゆっくりと熟していきます。この土地は、肥沃な火山灰土壌と適度な降雨量、高い標高などなど、良いコーヒーの出来る条件がバッチリそろっているのです。

多様な動植物が豊かに育つパナマボケテ地区。標高1350m以上の肥沃な火山灰土壌で実った果実は、丁寧な精製工程を経て、クリーンで上品なコーヒーに仕上がりました。サトウキビのような甘さと香りが楽し めます。

sekai201801-2