2018/11/01
エクアドル共和国 『グレートマウンテン』
República del Ecuador Dios, patria y libertad Great Mountain
エクアドルは、南米大陸の西に位置し、太平洋に面しています。コロンビアとペルーに挟まれ、日本より少し小さな国です。進化論で有名な太平洋のガラパゴス諸島もエクアドルの領土です。エクアドルと言う名前は、「赤道」を意味し、その名の通り、赤道の下にあります。首都のキトは標高2850mの高地にあり、ちょうど赤道の真下にあります。1822年にコロンビアの一部としてスペインから独立し、1830年にコロンビアからも独立しています。しかし、長い植民地時代を経たため、現在では、先住民は人口の7%に過ぎません。わずかな石油採掘とバナナなどの農産物が産業の中心です。
この国でコーヒーが栽培されるようになったのは1952年のことで、主に南部の高地と西部の海岸近くで生産されます。「エクアドル グレートマウンテン」が栽培される高地の中でもマナビ地区は年間降雨量が安定しています。このあたりの5000m-6000m級の山は、日本の富士山のように美しい台形をしています。この地区は、コーヒー栽培に適した気候条件に恵まれ、エクアドルでも高級アラビカコーヒーの産地として名高い地域です。火山灰質の土壌は栄養も豊富で、水はけもよく、バナナやココアの木をシェードツリーとして眩しく強い日差しを和らげ、適度な湿度を保つことで「グレートマウンテン」は大粒の美しいコーヒーに成長します。活火山の裾野で栽培されるコーヒーは、グルメコーヒーの最高級品種ティピカ種が使われ、大地の熱気を受け流すかのごとくさらりと軽い口当たりで、独特の甘くまろやかな味わいを楽しむことができます。
日本では珍しい南米エクアドルコーヒーです。南米のコーヒーと聞くと、重厚感やボディの強い風味を連想されると思いますが、グレードマウンテンはややライトボディで、まろやかな口当たりが印象に残ります。険しい山脈に囲まれているが故に古き良きコーヒーの味わいを提供してくれるティピカ種が今でも主流となっており、絶妙な味わいを醸し出してくれます。
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一杯の珈琲で世界を旅する
海を越えて 国境を越えて