2018/12/01
ネパール連邦民主共和国
『アンナプルナ ヒマラヤ ―豊穣の女神―』
saṅghīya loktāntrik gaṇatantra nepāl
Janani Janmabhumishcha Swargadapi Gariyasi
Annapurna
ネパールコーヒーの歴史は、1930年代にヒラギリという僧侶によりミャンマーから持ち込まれたのが始まりです。当時は政府がコーヒー生産を強く推進しましたが、知識不足により軌道にのらず、1990年代前半にようやく本格的にコーヒーが栽培されるようになりました。その後、日本の途上国支援事業団であるJICA(ジャイカ:国際協力機構)のサポートにより、収穫量を増やすことにも成功しています。ネパールコーヒーの大半は、小規模農家で栽培されていて、収穫、選別、パルピング、乾燥の全てのプロセスを手作業にて実施しています。
”アンナプルナ”は、ヒマラヤの中央に東西約50kmにわたって連なる、ヒマラヤ山脈に属する山群の名前。第1峰は標高世界第10位で8,091mあります。ネパール中部のカスキ郡にある産地よりその雄大な山並みを一望できることから、コーヒー豆のブランド名としても定着しました。日中は太陽の恵みをいっぱいに浴び、夜は山からの激しい冷気を受ける。ヒマラヤの雪解け水で育まれたコーヒーからは、昼夜の寒暖差によりゆっくりと実が成熟し、深い味わいが生み出されます。
さぁ、雄大なヒマラヤに想いを馳せて…
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一杯の珈琲で世界を旅する
海を越えて 国境を越えて