今月の世界の珈琲(2021年5月)

  • TOP
  • [カテゴリー: お知らせ]
  • 今月の世界の珈琲(2021年5月)
今月の世界の珈琲(2021年5月)

マラウィ共和国
『ミスク コーポラティブ』

Dziko la Malaŵi
Misuku Cooperative

フローラルな香りと甘く濃厚なコク
華やかで爽やかな風味の複雑なハーモニー

 マラウィ共和国、通称マラウィは、アフリカ大陸南東部に位置する共和制国家。アフリカ大地溝帯に位置する南北900kmにおよぶ細長い内陸国です。国土のほとんどが高原であり、マラウィ湖が大きな面積を占めています。北・北西をタンザニア、東・南・南西をモザンビーク、西をザンビアの国境と接し、熱帯性気候だが高地は比較的涼しいため、コーヒー栽培には非常に適しています。

 コーヒーが伝わったのは1878年。スコットランドのブランタイヤにあった一本のコーヒーノキが移植されたもので、ウガンダとタンザニアに伝播されたものと同じブルボン系のニャサという品種と云われています。

sekai202103

 「ミスク農協」は、北部マラウィの中心地ムズズ市から320km離れ、マラウイとタンザニアの国境としているソングェ川にほど近い場所にあります。ミスク農協に所属する各村々は、村ごとにウォッシングステーションを持っています。今回はチプヤ村の零細農家の方々が生産されたロットをお届けいたします。

 ややライトボディですが、個性がありコクを感じられる珈琲です。アフリカの大地が産み出す、爽やかな感覚の中に広がる複雑なハーモニーをお楽しみください。

一杯の珈琲で世界を旅する

海を越えて 国境を越えて