音楽の話 #アンチェインド・メロディ

音楽の話 #アンチェインド・メロディ

アンチェインド・メロディ

(1965)

ライチャス・ブラザーズ

 恋人ができたら必ずやってしまうこと…それはやはり「タイタニックごっこ」と「ゴーストごっこ」ではないでしょうか。マスターの世代限定かな…。愛の名場面は数あれど、若き日のデミ・ムーアが輝きを放った『ゴースト~ニューヨークの幻』のロクロのシーンは、映画史を代表する一つでございます。

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 この『ゴースト』という映画、美しいデミ・ムーアも素敵ですが、もうひとり忘れてはいけない人がいます。それはウーピー・ゴールドバーグ、アメリカのコメディエンヌです。『天使にラブソングを』シリーズでも有名ですね。『ゴースト』ではアカデミー助演女優賞を受賞しています。ウーピーの楽しい演技のおかげで、陳腐なラブロマンスにはない奥深さが映画に加わりました。かつては”ブーブークッション”という芸名でテレビや演劇の世界で活動していた彼女は、現在は本格的な女優の活動は引退し、主にアメリカのラジオ番組やテレビのトークショーでパーソナリティとして活躍しています。持ち前の話術は今も健在ですが、日本のファンとしてはまたスクリーンの中でも僕たちを楽しませてほしいですね。

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 『ゴースト』の主題歌「アンチェインド・メロディ」は、1965年にアメリカのブルー・アイド・ソウルデュオであるライチャス・ブラザーズが録音したヴァージョンが採用されています。甘美でメランコリックなメロディーはまさにこの映画のためにあるような歌ですが、実は1955年に制作された『アンチェインド』という刑務所を舞台にした映画用に作られた曲でした。当時もヒットしアカデミー歌曲賞にノミネートされるなど話題になりましたが、『ゴースト』の公開を機に世界的にリバイバルヒットし500以上の言語で録音し直され”20世紀で最も録音された曲の一つ”という栄冠を授かることとなります。今でも様々なアーティストによってカバーされ続けています。

『 アンチェインド・メロディ 』

作詞ハイ・ザレット

僕の恋人 愛しいダーリン
君のぬくもりが恋しいよ
長く孤独な時間がゆっくり過ぎていくんだよ
時の流れは残酷だね
君はまだ僕のもの? たまらなく君が恋しいよ
君の愛が僕に届いてほしい

孤独な河が海へと流れて、海が両手を広げて迎えてくれるんだ
孤独な河はひたすら願うよ
「僕を待ってて、僕は家に帰るんだ」

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 長いあいだ会えずにいる恋人への愛をささやく歌です。ちょっと恥ずかしいくらいにメロメロですね。けれど、たまには大切な人と一緒にこんなメロメロの愛の歌にどっぷり浸る夜も、素敵なのではないでしょうか。マスターからオススメいたします♪今夜ぜひ…

NO MUSIC, NO LIFE.

美味しいコーヒーと一緒に、音楽を楽しみましょう